西城正三会長の挨拶

NAKAHAMA BOXING GYM会長 西城正三

いつの時代でも、一人の若者が挑戦する姿は、人を興奮させる力をもっている。

西城正三

西城正三 (Shozo Saijyo)
◎1947年生れ。37戦28勝(8KO)7敗2分

1968年9月27日 西城正三がボクシング世界フェザー級タイトルを獲得。フェザー級では日本人初。
第1回日本プロスポーツ大賞受賞。

■西城正三 (現 NAKAHAMA BOXING GYM 会長)

元WBA世界フェザー級チャンピオン 王座在位 68年9月27日〜71年9月2日

「とにかく試合ができればいい!練習場を求め、試合を求め、銭を求めて修行に行った!」

国内で無名の存在だった西城に68年海外武者修行の話が持ち上がり、メキシコへと飛び立つ。2戦目からロスに腰を落ち着けた西城は世界の強豪に混じりハードなトレーニングで力をつけ、 わずか半年後ノンタイトルで世界王者のラウル・ロハスに判定勝ちの殊勲を挙げた。タイトルを賭けた再戦でもダウンを奪って快勝、さっそうと王座に登りつめた。

「周囲の事は関係ない。試合はカーっとなったら駄目なんだ。周囲には強いヤツが一杯なんだから、自分の力がひたすら出せるように、ただ一つ一つの事実を重ねていくだけだよ。」

海外でのタイトル奪取は日本人初の快挙。ロスでWBA世界フェザー級チャンピオンとなった凱旋帰国第1戦、比国王者のフラッシュ・ベサンデの重いパンチに大苦戦したが、8回に逆襲の連打で逆転KO勝ち。 西城の『シンデレラ・ストーリー』は、日本でもドラマチックなスタートを切った。5度の防衛に成功。スマートでスピーディなボクシングスタイル、ルックスの良さも相まって5人の世界王者が林立した70年代でも随一の人気を誇った。

「ジムの門を叩くのは何もボクシングが強くなりたい人為ばかりじゃない。自分発見の場所なんだから、どんな目的があったていい。男も女も子供も年配者も!何かに一生懸命ならそれが正解だから。」

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